組み立てや加工など体力が必要な仕事が多く疲労が蓄積しやすい

工場の仕事は、一部の職種を除き特殊な技能や資格が無くても働くことができますが、体力が求められる場面が多く、特に未経験者や中高年者は仕事に慣れるまでに時間が掛かるという問題があります。また、大型の製品の組み立てや加工などのライン作業を担当する場合には、ほとんど休憩時間が取れなかったり、肩や腰に負担が掛かったりすることがあるため、初めて工場で働く際は慎重に勤務先を決めることが大切です。24時間体制で操業をしている工場においては、夜間も日中と同じように業務をこなさなければならず、仕事の疲労がなかなか取れないことに悩む人も少なくありません。そこで、工場で働き始めてから後悔しないために、なるべく一日あたりの残業時間が短いところや、定期的にきちんと休暇を取れるところを探してみましょう。

ライン作業員は長く勤めても給料があまり上がらない

工場のラインを担当する作業員は、ルーティーンワークが基本となるため一通りの仕事を覚えやすいものの、長く働いてもあまり給料が上がらないといった問題があります。定期昇給の有無や金額は工場によって異なりますが、正社員であってもリーダーや主任などの役職が付かない限りは大幅な収入アップが見込めないケースも多く、給料を理由に退職を考える人も珍しくありません。そうした中、ライン作業員として少しでも良い条件で働くには、日々の業務に関係がある資格を取ったり、若いうちから管理職を目指したりするのがおすすめです。その他、数年間同じ現場で経験を積んでから自分のスキルを評価してくれる同業他社に転職をするという方法もあります。